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ゆうあい工房

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風邪

かぜ症候群(急性上気道炎、普通感冒、かぜ)(小児) - Common Cold
http://katei.health.yahoo.co.jp/katei/bin/detail?sc=ST110010&dn=2
概要 概説 / 症状 一般的な治療法 病後の経過 / 生活上の注意 関連情報

概説
 かぜ症候群の多くはウイルス感染により起こる病気です。冬季に主に流行します。原因となるウイルスはパラインフルエンザウイルスやライノウイルスなどが代表的ですが、それぞれ多くの型をもち、この他のウイルスも関係するため全部で400種類以上のウイルスがかぜ症候群の原因となるといわれています。このため、かぜ症候群には何度でも罹患します。
 また「夏かぜ」と呼ばれる夏季に流行するかぜ症候群もあります。原因となるウイルスはエコーウイルスやコクサッキーウイルスなどですが、こちらも種類がたくさんあるので何度も同じような夏かぜにかかります。

症状
 鼻汁、咳、くしゃみ、痰、発熱などが主な症状です。吐いたり下痢をしたりといった症状がみられることも時にあります。かぜ症候群をきっかけに中耳炎や副鼻腔炎、肺炎といった病気に罹患することもあります。夏かぜの場合はのどに口内炎のような発疹ができて痛みのために食べ物がのどを通らなくなることや(ヘルパンギーナ)、結膜炎を伴ったり(咽頭結膜熱)、髄膜炎(無菌性髄膜炎)を起こすこともあります。

診断
 通常臨床的な診断が行われます。咳や鼻汁といった呼吸器系の症状が主にみられれば、かぜ症候群と診断されます。血清中の抗体の上昇を証明する方法は、原因となるウイルスの種類が多いため、実際上不可能で行われません。ウイルス分離による診断は可能ですが、通常必要とすることがなく行われません。

生活上の注意/予防
 安静と水分補給に注意します。食欲の低下がみられる時は特に水分の補給は大事です。冬場で空気が乾燥している時は室内を加湿することも有用です。加湿器がない場合は濡れたタオルや洗濯物を室内にかけると効果があります。発熱時に最初寒けがする時がありますが、この場合は少し多めにふとんを掛けます。熱が上がったあとは逆にからだが熱くなるので、今度は逆に服やふとんを薄めにし熱を逃がすようにします。入浴は体温が37.5℃以上ある時は避けます。
 乳幼児ではまだ鼻がかめないため、鼻に鼻汁がたまり苦しくなることがあります。薬局などに鼻汁を吸うための道具を売っているので、このようなものを使ってあげれば楽になり、機嫌も少しよくなるかもしれません。お母さんの口で直接吸ってあげてもかまいません。
 かぜ症候群に対しては予防接種はありません。日常気をつけることとしては、外出から帰ってきた時などに必ず手洗いとうがいをするようにすると予防効果があります。人混みを避けることも大事で、特に子どもの多い環境(保育園や学校など)は、かぜのウイルスに罹患するチャンスが最も高いので注意が必要です。

(執筆者:渡辺博)



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